Will & Rainbow「A Song For You」Village Music (VRCL18003) 2007 - Japan SACD/CD Hybrid  
Will Boulware(kb), Michael Brecker(sax), Eric Gale(g), Cornel Dupree(g), Gordon Edwards(b), Steve Gadd(drums), Ralph McDonald(perc), WIll Lee(b), Peter Barnstein(piano), Randy Brecker(tp), Anthony Jackson(b), Phebe Snow(vocal) Philippe Sesse(kb) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●NY系

ウィル&レインボーのマイケル・ブレッカー追悼のコンピ盤。
「Crystal Green」(1976)
「Over Crystal Green」(2002)
「Harmony」(2003)
の3枚のアルバムからマイケル・ブレッカーが参加したトラックが抜粋されている。
「Over Crystal Green」、「Harmony」についてはマイケル参加の全てのトラック、それぞれ3曲、2曲が収録されているが、「Crystal Green」については全6曲参加のうちの2曲が抜粋されている。
ただし、「Crystal Green」は現在廃盤のため中古盤でしか入手できない。また「Crystal Green」の収録曲は今回初のSACD化となる。

1976年の「Crystal Green」はほぼスタッフ+マイケル・ブレッカーというメンバーで録音された隠れ名盤で70年代NYフュージョンの雰囲気をよく伝えている作品だ。
その続編として20数年後に録音された2作品もガッド+マイケル・ブレッカーを迎えてそのサウンドを踏襲している。

ここで聴かれるブレッカーのサックスはハード・ブローするタイプのものではなく、メロディー・ラインをしっかりと抑えたどちらかというと泣きのサックスだ。
ポップス系のバックではマイケルのこの手のサックスをよく聴くことができたが、たいていアルバムで1−2曲しか聴けずちょっと欲求不満になってしまうものだが、このように1枚にまとめて聴けるのは嬉しい。
願わくば未発表ヴァージョンなど収録してくれれば最高だったのだが。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay