赤松敏弘「Six Intentions - Complete Edition」Vega Music Entertainment (VGDBRZ0034) 2002/2007 - Japan - Reissue  
赤松敏弘(vibe), 市川秀男(p), 鈴木良雄(b), ユキ・アリマサ(p), 村井秀清(p), 養父貴(g), 新澤健一郎(kb,p), 金澤英明(b), 平石カツミ(b), 岡田洋一(perc), 二本柳守(drums), 斉藤純(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ジャズ・ヴィブラフォンの日本の第一人者、赤松敏弘が2002年に発表したアルバムに未収録曲を1曲加えたコンプリート版としての再発盤。

バンド編成、ヴァイブ/ピアノのデュオ、それにギターを加えたトリオ、ヴァイブ/ベース/ドラムスのトリオなど様々なフォーマットでの演奏が収められている。
どれもコンテンポラリーな感覚溢れる演奏で、ヴァイブの透明感のある音が全体のサウンドに適度な緊張感を与えていて、それがアルバム全体として統一感につながっている。

今回のコンプリート版で初登場となったのはギター・ピアノとのトリオでの演奏「A Fairy Of Forest」だが、もう1曲同じ編成で演奏されている「Astor's Song」とともにコード楽器ばかりが3人というちょっと珍しい編成。
3つの楽器の絡み合いが面白く、あまり聴きなれない響きが新鮮で、聴き入ってしまう。

アルバムを通して変化に富んでいながら、心地よいテンションが持続していて、70分近いアルバムが短く感じられる。 ヴァイブ好きの人なら必聴盤と言ってもよいくらいだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay