River: The Joni Letters by Herbie Hancock

Herbie Hancock「River: The Joni Letters」Verve(0602517448261) 2007 - U.S.A.

Herbie Hancock(piano), Wayne Shorter(sax), Dave Holland(bass), Vinnie Calaiuta(drums), Lionel Loueke(guitar), Norah Jones(vocal), Tina Turner(vocal), Corinne Bailey Rae(vocal), Joni Mitchel(vocal), Luciana Souza(vocal), Leonard Cohen(voice)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系  　      ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系（□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系）           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ハンコックの新作はアメリカを代表する女性シンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルへのトリビュート作。
ノラ・ジョーンズ、ティナ・ターナー、コリーヌ・ベイリー・レイそしてジョニ・ミッチェル本人がゲストで1曲づつヴォーカルをとっている。

全10曲中、5曲がヴォーカル入り、後1曲が語りが入っているということで、ポップス作であった「Possibilities」の延長線上の作品を想像していたが、意外にというかジャズ色の強い作品になっている。
インストについてはどちらかというと「New Standards」の路線といった方がいいだろうか。ジョニの作品はもともとジャズの影響を強く感じるが、この作品では完全にジャズとして昇華していて、ショーターのサックス・ソロもぴっとりとはまっている。

ヴォーカル曲ではコリーヌ・ベイリー・レイが唄うタイトル曲の「River」が秀逸だ。

日本盤にはヴォーナス・トラックの「A Case of You」が収録されている。（橋　雅人）


Slow												Speedy
Light												Heavy
Mellow												Hard
Lyrical												Cool
Melodious												Out of melody/code
Conservative												Progressive/Tricky
Ensemble												Interplay