Hal Galper「The Guerilla Band」 P-Vine/Main Stream(PCD23922) 1970/2007 - Japan  
Hal Galper(e.piano), Michael Brecker(sopran/tenor sax), Randy Brecker(tp), Bob Man(g), Victor Gaskin(bass), Steve Haas(drums), Charles(Don) Alias(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ピアニスト、ハル・ギャルパーの1970年録音のデビュー作の初CD化。
ブレッカー・ブラザーズの最初期の参加作ということでコレクターの間では希少盤とされていた作品でもある。

正統派ジャズ・ピアニストというイメージがあるギャルパーだが、この作品では全編でエレクトリック・ピアノを演奏しており、この録音の前年に発表されたマイルス・デイビスの「Bitches Brew」の影響をもろに受けたような雰囲気になっている。

ドラマーが2人クレジットされているのは曲によって交替しているのではなく、ツイン・ドラム編成でポリ・リズムを生み出しているし、ブレッカー兄弟とともにドリームスにも参加していたギターのボブ・マンのファンキーなカッティングや、ランディー・ブレッカーのエフェクターを効かしたエレクトリック・トランペットはマイルス・バンドからの影響というよりは同時代的であり、先を行っている部分もあるように感じられる。

この時点で若干21歳のマイケル・ブレッカーの演奏は既に素晴らしい切れ味で大物振りを覗かせている。
1曲目のソプラノ・サックスでのソロは初期の演奏ならではのものだ。

思いもかけないCD化作品なので入手できるうちに入手しておくべき作品だろう。
同じくブレッカー・ブラザーズが参加しているハル・ギャルパーのエレクトリック路線の2作目にあたる「Wild Bird」の初CD化も期待したい。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay