Various Artists「Freeway Jam: To Beck and Back」 Tone Center(TC4057 2) 2007 - U.S.A.  
Vinnie Colaiuta(drums), Simon Phillips(drums), Stu Hamm(bass), Jeff Richman(rhythm guitar), Mitchel Forman(kb) etc.

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

マクラフリンサンタナウェザーなどに続くTone Centerのトリビュート・シリーズの最新作はジェフ・ベックだ。

1曲ごとにソロをとるゲスト・ギタリストが入れ替わるのもTone Centerのお馴染みの形式だ。
収録曲とフィーチャー・ギタリストは以下の通り。

1. Freeway Jam by Steve Morse
2. Over Under Sideways Down by John Scofield
3. Beck's Bolero by Eric Johnson
4. Led Boots by Adam Rogers
5. Becko by Jeff Richman
6. Diamond Dust by Mike Stern
7. The Pump by Warren Haynes
8. Behind the Veil by Chris Duarte
9. Blue Wind by Greg Howe
10. Brush with the Blues by Walter Trout

タイトル曲などベックのフュージョン作「Blow By Blow」以降の曲は元々フュージョンっぽいアレンジがされていたためか、原曲のイメージが強いアレンジになっている。もっともそのためかベックの影が色濃くでてしまい、フィーチャーされているギタリストの印象が若干薄くなってしまっているようもに感じる。

おもしろいところではヤードバーズ時代のレパートリー「Over Under Sideways Down」がちょっとジャム風にアレンジされている。ジョン・スコのソロも個性的だ。

また「Led Boots」では最近では珍しいアダム・ロジャーズのディストーションの効いたソロが聴ける。

いつもながらTone Centerのギター好き向けの作品だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay