Harald Haerter「Cat Scan II」Unit Records (UTR4167) 2007 - Switzerland  
Harald Haerter(g), Florian Stoffner(g), Michael Brecker(sax), Joe Lovano(sax), Chris Potter(sax), Erik Truffaz(tp), Nils Petter Molvaer(tp), Philipp Schaufelberger(g), Florian Goetter(e.bass), Banz Oester(a.bass), Marcel Papaux(drums), Ernst Stroer(perc)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

スイスのギタリストの最新盤。タイトルから見ると2004年のアルバム「Cat Scan」の続編のようだ。
自己のバンドにマイケル・ブレッカー(3曲)、ジョー・ロヴァーノ(3曲)、クリス・ポッターと曲ごとに豪華ゲストサックス奏者を迎えている。

マイケル・ブレッカー参加の3曲はいずれもライブ・テイクでうち1曲の「GBT」は2001年リリースのライブ盤「Cosmic」と同じテイクが収録されている。この「GBT」でのマイケルのソロはかなり凄まじく吹きまくっていて秀逸。マイケル・ファンであればこの1曲だけのために入手する価値あり。追悼の意味もこめての再収録なのだろう。

サウンドは例えていうと70年代マイルス・バンドとメセニーの80/81のサウンドを混ぜた上で渡辺香津美がギンギンに弾きまくっているような音を出している。
(ちなみにこの人、前作「Cat Scan」ではM.ブレッカーとともにデューイ・レッドマンをゲストに迎えているので80/81の影響を受けているのは間違いないだろう。)
この手のサウンドが好きな人はかなりはまる音だと思う。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay