大高清美のオルガンと菅沼孝三のドラムスのデュオ・ユニット”アシュレ”のライブＤＶＤ。

人数の少なさを音数の多さで補うようなハードコアなユニットだ。
オルガンがメインということでエマーソン・レイク＆パーマーを連想させるような部分もある。

また大高のオルガンのフット・ベースのゆったりとしたノリと菅沼の手数の多いリズム・パターンが意外なほどよくマッチングしていて、そこから生み出されるグルーヴは思いのほか気持ちよい。
難解と思える曲でも聴き手にグルーヴ感をしっかりと伝えてくれるような演奏で、ここでの菅沼のプレイは個人的には聴いたことがある中ではベストのように思えるほどだ。

片面ディスクに94分収録してあるためか、何箇所かブロックノイズが気になるところがあるのがちょっと残念だが、ボーナス映像として収録してあるリハーサル映像も2人のミュージシャンのやり取りはかなり興味深く見れる。

最後に観客の名前がクレジットされているのもユニークなファンサービスのアイデアだ。 （橋　雅人）

Slow												Speedy
Light												Heavy
Mellow												Hard
Lyrical												Cool
Melodious												Out of melody/code
Conservative												Progressive/Tricky
Ensemble												Interplay