ラテン・フュージョンを代表する速弾ピアニスト、ミシェル・カミロとフラメンコ・ギタリストの雄、トマティートのデュエット・アルバム。2000年にリリースされたデュオ・アルバム「Spain」の続編に当たる。
前作ではタイトル通りチック・コリアの「Spain」がカバーされていたが、このアルバムでは「Spain Again」というタイトルにはなっているが「Spain」自体は演奏されていない。代わりといっては何だがチック・コリアの「La Fiesta」がカバーされている。
全編この2人のアコースティック・デュオなのだが、最後の1曲だけカミロと同郷ドミニカのメレンゲのスーパースター、ファン・ルイス・ゲーラが味のある声でゆったりと歌っている。
カミロ、トマティートの組合せからは情熱的で技巧的な音が想像されるが、この作品ではそれをあえて抑えているように感じられる。もちろんトマティートの手によるフラメンコ・ナンバーやカミロお得意のアップテンポのラテン・ナンバーもあるのだが、その間に挟まれれている、バラード・ナンバーの美しさが素晴らしい。
抑えた中に2人の鳴らす楽器の響きの美しさが際立って聴こえるのが何とも言えないアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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