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Miles Davis「The Cellar Door Sessions 1970」SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT(C6K93614)1970/2005 - U.S.A. |
Miles Davis(tp),Gary Bartz(sax),John Mclaughlin(g),Keith Jarrett(key),
Michael Henderson(b),Jack Dejohnette(ds),Airto Moreira(perc)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ○ECM系
発売されるとしながら何度も延期になっていた、マイルス・デイビス「Live Evil」の元となるセラードア・セッションのBoxセットが、とうとう発売されました。
散々聞きまくってい「Live Evil」が編集されたものであることは周知のことですが、その元演奏がどういうものかはずっと前から気になっていました。それがついに現実になったので感慨もひとしおです。
メンバーは上記のものが最終日であるCD5,6であり、CD1〜4はマクラフリンが入っていません。
それとCD BOXのブックレットに書かれているのですが、「Live Evil」にはこのセッションの音だけではなく、スタジオでのテイクもつぎはぎされて出来ているようです。
ある意味、こういうものだと思っていたCDの裏事情が暴露されたようで、それはそれで興味深いです。
かといって「Live Evil」の価値が下がるわけではなく、これはこれあれはあれの感覚で両者とも楽しめる「作品」なのだということを感じました。
そして本作のライブ演奏ですが、非常に面白いことを随分と発見できます。
特に大活躍のキース・ジャレットの存在で、ソロなどかなりこのバンド演奏に貢献してます。
しかし、「Live Evil」では相当カットされていることがわかりました。
意外に、そのカットされた部分が叙情的で、後のキースのソロ・ピアノに進むべき雰囲気を漂わせます。
また、「Live Evil」の前作「At Fillmore」と違う雰囲気の理由として、マイケル・ヘンダーソンのファンキーなベースが凄く大きいこともわかります。
ただし、キースが「At Fillmore」で見せたようなフリーJazzに入っていくと、もうヘンダーソンはついていけず、追従できるのはデジョネットだけという局面も聴くことができるのが面白かったです。
それと、「Live Evil」は前作「At Fillmore」と曲のレパートリーも違うので、このバンドは突然変化したものと考えていたのですが、Boxには「At Fillmore」でも演奏されている"Directions","It's About That Time","Sanctuary"も演奏されているので、点と線が結ばれた感があります。
マイルスはどの日も好調なので、まさに当時はのっていたのだということがわかります。
「Live Evil」でマイルスのソロはカットされる部分は少く、かなり吹いているように思っていたのですが、ノーカットだと他の奏者のソロも多く収録されるため、むしろマイルスのソロが相対的にそれほど多く訳ではないとわかります。
マクラフリン参加テイクは、やはり華がある感じがしますね。
特に居ない演奏も素晴らしいのですが、ギターが入るだけでこうも華やぐものかと思いました。
マクラフリンのソロもマイルス同様ほとんどカットされずに「Live Evil」に収録されていることもわかります。
ということで、このBoxセット・・・「Live Evil」を長年愛聴してきたものとしては、念願であり、かつ期待に応えてくれた1品として、かなり満足できました。
そして早くもマイルスの膨大な音源から、「次」が予定されているそうです。そちらも今から楽しみになっています。
# 長く待たされた甲斐あって、なかなか満足できるBoxセットです。(TKO)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out_of_melody/code |
Conservative |
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Progresseve/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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