Harvey Mason「Marching In The Street」Sony Music Entertainment(82876 820842)1975/2006 - E.U.
              

Harvey Mason(ds,perc),Dave Grusin(key),Chuck Rainey(b),Lee Ritenour(g),
Ernie Watts(sax),Herbie Hancock(key),Paul Jackson(b),Benny Maupin(sax),
other

●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

ハーヴィー・メイソンの初リーダー作がやっとCD化されました。
この作品は、あたかもメイソンのキャリア岐路にたった作品に思えます。
メンバーはディブ・グルージン一派、ハービー・ハンコック一派に別れ、さてどちらの派に属そうかとリーダー作で賞味しているというと、俗っぽい見方ですが少々面白くもあります。

歴史的に見ると、その後のメイソンはデイブ・グルージン一派(リトナー含む)との共演が多くなるのは周知の通りです。
その相性の良さか、グルージンの曲ではなかなか味わいのあるドラム・・・少しサポート的に聞こえてしまうのですが、むしろ音楽を重視した結果なのではと思います。

ただ、本作のセッションではハンコックとの共演もまた素晴らしい。
思えば不朽の名盤「ヘッドハンターズ」に参加して素晴らしいドラミングを示したメイソン・・・本作のハンコックの曲でもそのドラミングの切れは十分に発揮しています。

その歴史的な見地からすると、その後のメイソンのキャリアを見てなかなか興味深い作品であると共に、またこの時代のFusionの美味しい2バンドが楽しめる作品です。

# メイソンの初リーダー作、共演者が強力ですね。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay