Fourplay「X」Bluebird (82876 86399-2) 2006 - U.S.A.  
Bob James(kb), Larry Carlton(guitar), Harvey Mason(drums),Nathan East(bass)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

フュージョン、スムース系のスーパーグループ、フォープレイの最新作。
新しめのバンドだと思っていたら1991年のファースト・アルバムからもう15年目、これで10作目にあたるので、「X(ten)」とタイトルかと思って持っているCDを確認したら何故か9枚目。ベスト盤が1枚でているので、それを足せば10枚になるのだが、そういうことなのだろうか?

1曲目からいかにもフォープレイというボブ・ジェームス節が炸裂する。
加入してから暫くは若干違和感のあったラリー・カールトンも完全にサウンドに溶け込んでいる。

打ち込みでのラテン系リズムを交えた「Eastern Sky」では「We Live Here」の頃のPat Metheny Groupを連想させるようなサウンドを聴かせたり、「Screenplay」ではフォープレイ流の4ビートサウンドを展開したりと、フォープレイとしていろいろと試みているように聴こえるが、出てくる音はあくまでもフォープレイ。

マイケル・マクドナルドのような個性的なヴォーカリストをフィーチャーした「My Love's Leavin'」であっても、そのサウンドはやっぱりフォープレイだ。

全く安心して聴いていられるアルバムなのだが、反面もうちょっと刺激がほしいなとも思ってしまう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay