小沼ようすけというギタリストの幅の広さには感心させられる。
タイトルから想像できるように全ての曲はアコースティック・ギターもしくはクリーン・トーンのエレクトリック・ギターでのトリオ、デュオもしくはソロにて演奏されている。
前作はボナを加えたパワー・トリオでハードな一面を聴かせてくれていたのだが、この最新作ではその正反対の彼の静の面を聴くことができる。
ピアノの小曽根とのデュオや初回プレス限定のボーナス・ディスクに収められたソロ・ギターで奏でるジャズのスタンダード曲では、優しさといったものを感じさせるプレイをする一方、「What Cha' Gonna Do For Me」などのソウル系のカバー曲では、彼の真骨頂とも言えるファンキー味溢れるギターを聴かせてくれる。
シンプルな作りだけにギターをじっくりと聴けるのがよい。
随所で絡んでくるパーカッションの仙道さおりの音がスパイスのように効いていてうまくギター・サウンドを際立たせている。
小沼のギターの豊かな表現力を堪能できるアルバムといえるだろう。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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