○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ●JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○その他 ウィル・ブールウェアというと誰?と思う人も多いだろうが、70年代にマイケル・ブレッカーやスティーブ・ガッドをフィーチャーしたシュージョン・アルバム「Crystal Green」を1枚リリースし、2002年以降再結成されて「Over Crystal Green」、「Harmony」の2枚のアルバムをリリースしているウィル&レインボーのウィルと言えばわかるだろう。このアルバムはグループではなく、ウィル個人名義となっていて基本はピアノ・トリオの編成で全曲演奏されている。 ピアノ・トリオでアルバムタイトルが「Take Five」などとついてしまうとオーソドックスなスタンダード・ジャズ集かと思ってしまうが、1曲目のタイトル曲から、その予想をあっさりと裏切られてしまうサウンドがでてくる。
ボナは全10曲中の4曲参加で4曲ともフュージョン色が強い。またうち1曲の「Be Ready」はベーシスト2人というユニークな編成で演奏されている。 一方もう一人のベーシスト、ロニー・プラキシコがウッド・ベースで加わった曲はよりジャズ色が強いが、それでもウィルのピアノのコンテンポラリーな味はしっかりと出ている。 ウィル&レインボーのファンならそのまま入っていけるコンテンポラリー・ジャズ・アルバムだし、ボナのファンなら必聴だろう。
(橋 雅人)
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