The Great Jazz Trio「Speak Low」Eighty-Eights(VRCL18827) 2005 - Japan(SACD Hybrid)  
Hank Jones(piano), John Patitucchi(bass), Jack DeJohnette(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○ワールド系

超ベテラン・ジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズ率いるグレイト・ジャズ・トリオの最新録音盤。リズム・セクションは前作「ス・ワンダフル」と同様のパティトゥッチ、ディジョネットの組合せだ。

30年近く前に生まれた、グレイト・ジャズ・トリオ、結成時はロン・カーター、トニー・ウィリアムズという当時最強力のリズム・セクションだった。個人的な話をすると学生のときに自分で初めて買った4ビートジャズのアルバムは、そのグレイト・ジャズ・トリオの「アット・ヴィレッジ・ヴァンガード」だった。
切れ味のよい重量級のリズムの上をハンク・ジョーンズの優しくやわらかいタッチのピアノがスタンダード・メロディーを奏でていくグレート・ジャズ・トリオのサウンドはこの最新作でも変わらず健在だ。

今回のパティトゥッチ、ディジョネットも現時点でアコースティック・トリオをやらせるのには望みうる最高の組合せといってもいいだろう。

選曲はポピュラーなスタンダード曲が中心で奇をてらったアレンジもないが、2曲目「In A Sentimenntal Mood」のパティトゥッチ の弓弾きベースでのテーマは意表をついていてかつあまりに美しい。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay