Randy Brecker/Michael Brecker「Some Skunk Funk」ビクターエンタテインメント(VICJ61289)2005 - Japan  
              

Randy Brecker(tp),Michaek Brecker(ts),Jim Beard(key),
Will Lee(b),Peter Eirskin(ds),The WDR Big Bad

●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

ランディ・ブレッカーの作品とのことですが、この音はまさにブレッカー・ブラザース(以下、BB)ですね。
それもバンドにプラスして、ビックバンドを引き連れるという、なかなか興味深い作品です。
単にBBの曲をビックバンドでということではなく、メインはBBのバンド演奏で、そこにビックバンドが被さるという感じになっています。これが耳になじんでなかなか面白いサウンドになっています。

メンバーも面白いです。まずピーター・アースキンというと、BBの2人とはジャコのビックバンドで共演してますし、今回もビックバンドが絡みますのでなにやら因縁を感じます。ウィル・リーは、BBの1枚目でも弾いていますので、なにか久しぶりの共演のような気がします。キーボードにジム・ベアードというのも彼にまかせれば安心感があります。

サム・スカンク・ファンクのビックバンド・バージョンというと、村田陽一ソリッドブラスのカバーが近いものを感じます。そちらの演奏もなかなか迫力があって良かったのですが、やはり本家BBの演奏ということで更に面白かったです。
またスポンジもホーンが上手くアレンジされていて、なかなか心地良いサウンドになっています。
それとランディ・ブレッカーがソロアルバムで発表している曲も、今回の大編成ではなかなか良いサウンドになっています。

ただ、それにしてもこの2人がいるのだから、ビックバンド・メンバーのソロは不要だったのではと思います。
全部、この2人に任せてもと思ってしまうのですが、そこはなにか事情があったのでしょう。
それとギタリストはビックバンドの人を調達してますが、これがなかなかBBの音になじんでますね。

どうしてもランディ、マイケルとそろうと、ブレッカー・ブラザースを連想してしまいがちですが、本作はまさにその連想が許せてしまえるほどブレッカー・ブラザースのサウンドを感じました。
ブレッカー・ブラザースの名前を使えないのは、なにか契約でもあるのでしょうか?
いずれにしろ、このサウンドはなかなか素晴らしいです。こういう企画で日本でもやってくれれな良いのに。


# なかなか聴きごたえあるサウンドです。それとマイケルには早く良くなって欲しい・・。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay