Stevie Wonder「A Time 2 Love」Motown(B0002402-02) 2005 - U.S.A.   
Stevie Wonder(vocal, Kb, Harp etc.), Kim Burrell(vocal), Aisha Morris(vocal), India Arie(vocal), Paul McCartney(g), Bonnie Raitt(slide g,), Doc Powell(g), Nathan East(b), Hubert Laws(flute), Paul Jackson(g), Ricky Lawson(drums), Mike Philips(sax), PRINCE(g), Greg Philinganes(kb)etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ●ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○ワールド系

ブラック・ミュージックの大御所スティーヴィー・ワンダーの10年ぶりのスタジオ録音盤。
フュージョンではリー・リトナーの「Isn't She Lovely」Stuffの「As」などスティーヴィーの曲のカバーは多い。
その2曲が入っていた1976年の「Songs in the Key of Life」の「Isn't She Lovely(かわいいアイシャ)」では赤ん坊の声として入っていたスティーヴィーの愛娘アイシャが今アルバムでは2曲でスティーヴィーとデュエットしているのが時代を感じさせる。

一方、スティーヴィー自身の声は30年たっても、あのハイトーンの艶、伸びに全く衰えを感じさせず、脅威的だとも言える。

このアルバムは70年代に回帰するような作風でありながら、単なる懐古趣味ではなく、しっかりと現在の音として作られており、 シングルヒットしているプリンスがギターで参加しているファンク・ナンバー「So What The Fuss」をはじめとして、アップ・テンポの曲よし、バラードよしで、いい曲が並んでいる。

80年代以降の作品はいまひとつ印象の薄かったスティーヴィーだが、このアルバムは本当に久々の快作だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay