Brad Meldah(p) ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○ECM系 現在、若手〜中堅Jazzピアニストで人気絶大のブラッド・メルドウ。 本盤は墨田トリフォニー・ホールにおけるLIVE盤で、輸入盤はCD1枚だが、国内盤は2枚組である。 聞ける曲数は当然国内盤の方が多く、それだけ日本でのメルドー人気が伺える。 その人気もそのはずで、ピアノ・タッチがだんとつに素晴らしく、美しいピアノのサウンドに魅了される。 そして本作のピアノ・ソロという形態は、その美しいピアノを堪能するのに最も適している。 ソロ・ピアノといっても、完全即興ではなく、元曲を元にそこからアドリブに発展させる。 要するに従来のJazzと同じ手法のようだ。 メルドウのオリジナルなど非常に美しく、またJazzスタンダードも素晴らしい出来である。 逆に輸入盤でカットされている「恋人と別れる50の方法」「アルフィー」なんかは、やはりカットされるべくしてカットされたのかなという気がする。 面白かったのは19分もの演奏時間である、Radiohead「Paranoid Android」のカバーで、大作的で聴き応えある演奏である。 他の曲はそんなことは無いのだが、この曲だけは聴いているとなんかキース・ジャレットを連想してしまう。 というのも、演奏のキメのフレーズや、バンプ、構成など、まさにキースのソロ・コンサートそのもの。 ある意味では「Radiohead+キース・ジャレット」といった、その着眼点はなかなかユニークで面白いと思った。 1枚組、2枚組でどちらを選ぶか悩む人も居るでしょうけど、おいしい演奏は輸入盤に凝縮されてるので、特に大ファンでなければ、輸入盤でも十分楽しむことができると思います。 # ただ、メルドウには、もう少し冒険して欲しかったですが。(TKO)
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