Brad Mehldau「LIVE IN TOKYO」ワーナーミュージック・ジャパン(WPCR11964-5)2004 - Japan  
              

Brad Meldah(p)

○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ○ブラック系   ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系   ○ECM系

現在、若手〜中堅Jazzピアニストで人気絶大のブラッド・メルドウ。
本盤は墨田トリフォニー・ホールにおけるLIVE盤で、輸入盤はCD1枚だが、国内盤は2枚組である。
聞ける曲数は当然国内盤の方が多く、それだけ日本でのメルドー人気が伺える。

その人気もそのはずで、ピアノ・タッチがだんとつに素晴らしく、美しいピアノのサウンドに魅了される。
そして本作のピアノ・ソロという形態は、その美しいピアノを堪能するのに最も適している。
ソロ・ピアノといっても、完全即興ではなく、元曲を元にそこからアドリブに発展させる。
要するに従来のJazzと同じ手法のようだ。

メルドウのオリジナルなど非常に美しく、またJazzスタンダードも素晴らしい出来である。
逆に輸入盤でカットされている「恋人と別れる50の方法」「アルフィー」なんかは、やはりカットされるべくしてカットされたのかなという気がする。

面白かったのは19分もの演奏時間である、Radiohead「Paranoid Android」のカバーで、大作的で聴き応えある演奏である。
他の曲はそんなことは無いのだが、この曲だけは聴いているとなんかキース・ジャレットを連想してしまう。
というのも、演奏のキメのフレーズや、バンプ、構成など、まさにキースのソロ・コンサートそのもの。
ある意味では「Radiohead+キース・ジャレット」といった、その着眼点はなかなかユニークで面白いと思った。

1枚組、2枚組でどちらを選ぶか悩む人も居るでしょうけど、おいしい演奏は輸入盤に凝縮されてるので、特に大ファンでなければ、輸入盤でも十分楽しむことができると思います。

# ただ、メルドウには、もう少し冒険して欲しかったですが。(TKO)
 
 
   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out_of_melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay