Bob Mintzer Big Band「Live at MCG with Special Guest Kurt Elling」MCGJAZZ(MCGJ1016) 2004 - U.S.A.  
Bob Mintzer(sax), Lawrence Feldman(sax), Peter Yellin(sax), Bob Mallach(t.sax), Roger Rosenberg(b.sax), Frank Greene(tp), Bob Millikan(tp), Scott Wendhalt(tp), Michael Philip Mossman(tp), Michael Davis(tb), Larry Farrell(tb), Keith O'Quinn(tb), David Taylor(tb), Phil Markowitz(piano), Rufus Reid(bass), John Riley(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

20年以上も活動を続けるボブ・ミンツァー・ビッグ・バンドの初の公式ライブアルバム。

80年代前半の結成当初はブレッカー・ブラザーズやサンボーン、ウィル・リー、ピーター・アースキンなどフュージョン色の強いメンバーでかなりコンテンポラリーなノリのビッグ・バンド・サウンドを聞かせていたが、近年はカウント・ベイシーの曲を取り上げるなどよりクラッシックなビッグ・バンドに回帰している。

このライブアルバムではヴォーカリストのカート・エリングを迎え王道のビッグバンドサウンドを中心に披露しているが、その中でもサルサ系の曲があったり、自己のカルテットで演奏していた「All Is Quiet」に歌詞をつけてビッグバンドアレンジにするなど幅広いサウンドを聴かせてくれている。

圧巻はこのビッグ・バンドの20年来のレパートリー、ハンコックの「Eye Of The Hurricane」で、カート・エリングのアル・ジャロウばりのヴォーカルを加えてスピード感溢れて切れ味が鋭く、かつ分厚いホーンサウンドを堪能することができる。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay