Dean Brown「Groove Warrior」ビクターエンターテイメント (vicj61144) 2004 - JAPAN  

Dean Brown(g,vo) Lalah Hathaway(vo) Bernard Wright(key) Marcus Miller(b) Schuyle Deale(b) Booker King(b) Jule House(drs) Poogie Bell(drs) Rodger Byam(ts) Michael Stewart(tp) etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B ●ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系 ●Funk系
 こう待たされては、最初のリリース予定がいつだったか覚えてません。
お店の入荷予定が、店に行くたびに延期が続いていたので、きっとサウンド面で何か延期する必要があるんだろうな、と漠然と思ってました。
「無理やりスムース系の路線に行こうとして衝突した」、「Fusionの路線を外れたので修正を加えていた」、、、、、、、、、、、
この作品を見たときは、サウンドは一体なんだろう?どんな風に変わってしまったのだろう?聴く前の興味がこみ上げてくるのを押さえられない状態でした。

 出てきた音は、前半はディーン自信のボーカルをフューチャーしたサウンド。後半はインスト中心といったとこでしょうか。
スタイル的には上記のような感じなんですが、ポップス、ロック(どちらかというとサザン系、ハードロック系)、AOR、ファンク系とFusion系のセッションでは”ファーストコール”というべき彼の活動とはちょっと路線が違うようなサウンド。聴いていて「なるほど、延期を繰り返しただけあって彼の経歴からは違うサウンドだな」と意外には全く思わず、納得してしまいました。(^^;

 ボーカル入りの曲でもギタリストらしい作品でギターの部分はしっかりフューチャーされていて、彼の空ピックの音やバッキングはまさに彼そのものなので、自分自身は納得して、そして楽しんでしまいました。前作もかなり個性の強いサウンドであり、彼自信のスタイルは今までセションしてきたサウンドとは異なる面を見せてきました。ロックやろうがファンクやろうがそれらは彼のサウンドの一部であり、型にはまりにくい演奏を実際見てきましたので、この作品は違和感を感じさせない、実に彼らしいサウンドだと思います。(ムスタングを弾いていること自体個性を強調してますからね)

 おそらく、ロック色・ファンク色が全面に出ているので、面食らう人も出てくるかもしれません。
でも他の人のセッションではそういった色を全く見せていないわけではなかったので、これがディーン・ブラウンだと納得してもらうしかないですね。

☆こんなに延期を繰り返した作品は初めてかな?(アスワン)

   
Slow               Speedy
Light               Heavy
Mellow               Hard
Lyrical               Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay
¥2,520 11/6/2004 新宿タワーレコード