Rachel Z(pf) Bobbie Rae(drs) Tony Levin(b)
ステップス・アヘッド以降はピアノトリオの路線を続けています。 この作品もピアノトリオなんですが、いままでと違う点があります。 今まではNY系のバリバリのジャズ路線といったもので、構えてから聴くような感じでした。 この作品はビートルズ、スティング、スティーリーダン、ローリングストーンズといったポップナンバーを取り上げてます。 ポップナンバーをジャズとしてやっているサウンドなので今までのストレートアヘッドな作品と比べると幾分ライト感覚になっています。 ポップナンバーといってもかなり崩したり、ソロでは完全に原型をとどめないジャズフレージングになっていますが、、 でも、いままで彼女のサウンドに比べるとFusionファンには親しみ易くなっており、ジャズファンやFusionファンの両方が楽しめる雰囲気を創っています。 彼女のサウンドには一種の「かげり」のようなものを前々から感じていました。それは一体何なのか知る由もありませんが、これが彼女のパーソナリティなんでしょうね。 ポップなメロディの中に「かげり」が見え隠れしているので、単なるポップナンバーをジャズに取り入れているという単純な図式で終わらない作品です。 ☆彼女の最新情報はここで http://www.rachelz.com/ 6月に来日するようですね(アスワン)
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