○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ●JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系 ○その他 安則眞実と言ってもピンとくる人は少ないかもしれないが、J-POPユニットPSY・Sのヴォーカルだったチャカの本名である。このアルバムは安則眞実名義での3作目のジャズ・ヴォーカル作となり、ハンク・ジョーンズ、ジョージ・ムラーツ、マイケル・ブレッカーなどトップクラスのジャズ・ミュージシャンを起用してニューヨークでレコーディングされている。前作「Love 〜Chaka Jazz 〜」も国内レコーディングながら、国内実力派ミュージシャンをバックに並べており、彼女の音に対するこだわりをうかがうことができる。 安則のヴォーカル・スタイルは正統派のジャズ・ヴォーカルで、奇をてらわない王道アレンジのスタンダード曲を取り上げている。芯のあるしっかりとしたヴォーカルで超一流のジャズ・ミュージシャンのバックに負けてしまうことのない存在感が感じられる。 またいわゆる4ビートばかりではなく、ハンコックのファンク・ナンバー「Watermelon Man」で聞かせてくれるなグルーヴィーな感覚もなかなかよい。
全体に非常に聞きやすいが、しっかりとしたサウンドのアルバムで、ジャズ・ヴォーカル入門盤としても最適だろう。本人によるスタンダード曲の訳詞がライナーノートに付いているのもユニークだ。(橋 雅人)
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