青柳誠トライフレーム with プチオーケストラ「Absurdity」Jewel Sound(JLCJ-1002) 2004 - Japan  
青柳誠(a.piano), 水野正敏(bass), 池長一美(drums), 真部裕(violin), 友清麻樹子(violin), 門脇大輔(violin), 牛山玲名(violin), 古田篤(violin), 多井智紀(cello), Haruka(flute), 弥富恵子(oboe), 安土真弓(horn)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

EQ, ナニワエキスプレスなど多彩な活動を展開するピアニスト、青柳誠の自己のトリオ、トライフレームの2作目が登場した。今回はピアノトリオに加えてストリングスを中心とした小編成のオーケストラが加わっている。

「Absurdity = 不条理」と名付けられたこのアルバムは11分にも及ぶタイトルナンバーから幕を開ける。かなりシリアスな抑えた雰囲気で始まりストリングスを交えて盛り上げていく大作だ。

2曲目は以前からライブでも演奏されていて青柳の子供のことをテーマにしたというほのぼのとした雰囲気の「Tomomo」でがらりとムードを変える。

その後もクラシカルな曲、ストリングスとの絡みがドラマチックな曲、ちょっとボサノバ調の曲、S.ワンダーのカバーなど曲ごとにアルバムのタイトル通り不条理なまでに明るさや暗さなどいろいろな表情を聴かせてくれる。

こう書いてしまうとまとまりがない作品に思えるかもしれないが、全体を通してしっかりと一本芯が通っていて、ピアノトリオ、ジャズという枠にとらわれないスケールの大きな作品に仕上がっている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay