John Scofield「UBERJAM」Verve(589356-2)2002 - U.S.A   

  John Scofield(g),Avi Bortnick(g),Josse Murphy(b),Adam Deitch(ds),
  John Medeski(org,key),Karl Denson(fl,ds)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系       □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系         ○ロック系     ●jam系 

スコフィールドのJAM系と言われている新作。とは言うものの自分はJAMというといわゆるセッションを思い浮かべるのでJAM系と言われてもよくわからないのだが、この演奏の楽しさを指しているのであるなら雰囲気は十分伝わってくる。

手強そうな印象を受けるアジア風なジャケットだが、それは1曲目のイントロだけ。このイントロはまるでインドかぶれのジョージ・ハリソンみたいで、最初の1曲だけにハラハラしてしまうのだが、そこにリズムが入るとアジアっぽさは無くなってFUNKに早変わりする。他の曲にはそういったアジア系な雰囲気は皆無なのでご安心を 。

スコフィールドというと大抵はそのギターのアウト・フレーズばかりに耳が行きがちなのだが、今回はギターやその他の個々の楽器が云々とかいうよりも、バンドそのものが聞き物の感じがする。
そういえばこの作品はスコフィールド名義ではなく、ジョン・スコフィールド・バンド名義になっている。それはレギュラー・バンドによる念密なサウンドづくりがなされているのでわかる。あちらこちらにエフェクツ、ギミックが吹き出して一筋縄でいかない楽しさがある。それがドラムであったり、ギターであったり、どこから入ってくるのかのシンセであったり、全ての曲でシカケがスゴイ。
またサイドギターが効いていて、スコフィールドのリードの横に聞こえるカッティングが気持ちよい。最初スコフィールドがいるのに2ギター??と思ったのだが、これが予想以上にマッチしている。

収録曲は全部で12曲、全てスコフィールドのオリジナル。このうち4曲はメデスキー、デンソンがゲスト参加したなかなか気ダルくて面白い曲だが、僕は4人でやった曲の方が曲が凄くカッコ良いし、FUNKしてた頃のジョンスコを彷彿するので好きですね。
そういう意味では本作は曲が良い!!それにつきると思う。

# ジョンスコのレギュラーバンド。なかなかの力作です。(TKO)

このアルバムの収録曲「Ideofunk」がMusic Downloadのコーナーからダウンロードできます。
 

   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble         Interplay