Yellowjackets「Mint Jam」Yellowjackets Enterprises (YJ001)2001 - U.S.A.
Bob Mintzer(t.sax, EWI), Russell Ferrante(kb), Jimmy Haslip(b), Marcus Baylor(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他


1998年の「Club Nocturne」以来の、西海岸の老舗フュージョンバンド、イエロージャケッツの新譜は2枚組のライブ盤で、2001年7月のLAでの録音です。
このアルバムよりイエロー・ジャケットは正式にはボブ・ミンツァー、ラッセル・フェランテ、ジミーハスリップのトリオということになりドラマーのマーカス・ベイラーはゲストという扱いとのこと。(日本のどっかのフュージョンバンドみたいですが)

このライブ盤は、自主制作盤で、現在のところ彼ら自身のウェブサイトでしか売られていません。最近はレコード会社を通さずに自主制作盤でアルバムをリリースするミュージシャンは増えていますが、どちらかというと商業的に売れ筋ではないという理由でレコード会社と思うような契約ができないというのが理由の人が多いのではないかと思います。ところがイエロー・ジャケッツの場合はスムース系の時流にも乗れるし、長年にわたりメジャー・レーベルからアルバムをリリースしてきたという実績もあるのに意外な感じを受けました。彼らのウェブ・サイトで、インターネットの発達と、レコード会社が自分達の過去のアルバムを連絡もなしに廃盤にしてしまうというのに不満を持ったので自分達で版権を持ちたいと思ったのが理由だと説明しています。
去年の当サイト選定のベストアルバムにも自主制作盤が何枚か入っていましたが、今後ますます、レコード会社に頼らずネットを活用するという傾向は増えていくのかもしれません。

内容の方は前作の延長線のようなアコースティックなコンテンポラリー・ジャズといった音です。何曲かでEWIやエレピが使われていますが、基本はボブ・ミンツァーのテナー・サックスとラッセル・フェランテのアコースティック・ピアノが前面にでたサウンドで、ライブの勢いをそのまま収めたようなCDです。

2枚のCDはDisc1がBlue, Disc2がGreenと名前が付けられていて、Blueの方がジャズ色が強く、Greenの方がフュージョンよりかなちう印象を受けました。

また収録されている全12曲中8曲までが、以前のアルバムに収録されていない新曲で、以前のアルバムに収録されていた「Runferyerlife」などもアレンジが変わっているのでファンとしてはぜひ入手すべきアルバムでしょう。

但し日本盤は4月にレコード会社から発売されるようです。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay