John Mclaughlin「Saturday Night In Bombay」Verve(014 64-2)2001 - U.S.A.
         

  John Mclaughlin(g),Zakir Hussain(prec),
  U.Shirinivas(mandlin),V.Selvaganesh(perc),
  Shankar Mahadevan(vo),Debashish Bhattacharya(g),
  Sivamani(ds,perc),Bhavani Shanhar(dholak,Pakhawaj),
  Roshan Ali(dholak),Aziz(dholak),Taufig Qureshu(def,defli,perc)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽や か系の中間  
  ○R&B         & nbsp;       ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系         
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系)          & nbsp; 
  ○ユーロ系         & nbsp;  ○JAZZ系          ○JAZZと FUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系     ●インド系 

シャクティっていつまで再結成がつづくんだぁ・・・かれこれ3年はやってます よねぇ。

シャクティの評価はマクラフリン・ファンの中でも二分されて、一部強烈に支持するフリークと、ちょっとインドものは・・・という不支持派に分かれます。自分は残念ながら後者で、たまに聴くには良いのだけどあまりシャクティはそんなに出されてもなぁと思うのです。しかし、それでもマクラフリン・フリーク病な私は出れば買ってしまうのでした。(笑)

前作は4人だけでしたが、今回はだいぶゲストが加わってます。と言っても一般受けするゲストではなく、あくまでインドのゲストなのでどんな人達なのか皆目見当がつきません。
サウンドですが、シャクティなので、パーカッションはいつものごとく始終インド・リズムを叩いていて、そこにマクラフリンがインプロビゼーションするという基本構成は変わっていません。前作はここにマクラフリンに対抗した形でマンドリンがソロでを取ったのですが、本作はハープのような音をした楽器(名前がわかりません。)がかなりフューチャーされてまして、これまでのシャクティとは違った印象を与えるキーポイントになってます。

またボーカルが入った1曲では、まるでイントロはIn A Silintwayみたいにおごそかに始まりますが、すぐに例のリズムが入って歌とパーカッションとギターが舞う。そういやこういう曲ではあるのですが、マクラフリンのものでボーカルが入るのは珍しい。おかげで、なおさらほとんど民族音楽に聞こえてしまいます。

それと曲によってリズムにドラムが加わるのですが、これによってだいぶ聞き易くなる瞬間が訪れます。逆にシャクティっぽさが薄れるのですが、これはこれで面白いアプローチに思います。

マクラフリンのギターですが、今回はやや抑えめですね。もちろん弾くときは弾きまくりますが、全体的には他の楽器もフューチャーし、トータル的なサウンドを作ろうというアプローチに見えます。なのでいつものシャクティの激しいソロの応酬を期待すると肩すかしを食らいますが、サウンド的にやや大人になった、いわば成熟したシャクティという気がします。

# LIVEですが、これまでの延長線上とは考えない方が良いでしょう。(TKO)

PS:
ところでマクラフリンが参加したというRollingStonesの60年代の未発表曲集「Metamorphosis」がCDで出てました。しかし、いくら聴けどもマクラフリンの演奏はどれか区別できません。まぁ、クレジットはあっても、別に聴かなくとも大勢に影響なしでしょう。どうもBootくさい得体の知れない出され方をしてましたので参考程度にここにつけておきます。
 
 

   
Slow           Speedy
Light         Heavy
Mellow   Hard
Lyrical     Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay