Chuck Loeb「In a Heartbeat」SHANACHIE(5078)2001 - U.S.A.
Chuck Loeb(g) Mike Pope(b) Wolfgang Haffner(drs) David Charles(per) Nestror Torres(flt) Mike Ricchiuti(key) Braian Dunne(drs) Jerry Brooks(b) Will Lee(b) David Mann(sax) Walter Beasley(as) Andy Snitzer(ts) Mark Egan(b)etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系
かつて、Steps Aheadのメンバーで来日したり、Bill Evansグループに参加していた彼も、最近ではスムース系では重要な位置を占める程の活躍振りです。
もともと、彼のソロアルバムではポップなサウンドを聴かせてくれていたので、スムース系という土壌はもともと彼に合っていたのかもしれません。
一曲目を聴いて、意外な感じを受けました。フルアコのギターを使ってブルージな雰囲気でJazzっぽい演奏です。この作品はJazzに近いアプローチをするのか??と思いました。でも2曲目以降を聴くと、軽いテンポでのスムース系サウンドでした。面白いのが5曲目で、リトナーが70年代のジェントルソウツでやりそうな雰囲気の曲を演奏しています。イントロのリズムやブレイクや仕掛けがなんとも言えずノスタルジックな感じです。雰囲気がボブジェイムスの70年代の作品にも似ています。それと良かったのが10曲目の「On and On」のカヴァーですねぇ。これはご存じ、スティーブン・ビショップの大ヒットです。以前の作品でビートルズの「Let it be」をカヴァーしたりしています。彼のカヴァーは原曲をいじらず、素直になるパターンが多いんですが、これも原曲に近い感じでゆったりとした雰囲気で弾いてます。とかくスムース系の作品は作風が同じ感じで続くので、ちょっと飽きてくる傾向にあるんですが、こういうカヴァーを入れて変化を付けるとありがたいですね。それに続くナンバーで完全にJazzをやっているので尚更です。11曲目は歪ませたギターで妖しい雰囲気のNY系タイプの曲。個人的にはこのサウンドが好きなんですが、時代がスムース系全盛なので、このサウンドだけの作品を出すのは無理なんでしょう。次の曲ではリズムを強調したダンサブルな雰囲気、ボーカル曲やアコースティックな雰囲気があったりと全体的には心地よいスムース系なんですが、バリエーションある作りとなっています。

☆久々にMark Eganの名前を偶然見つけてびっくり!!(アスワン)
   
Slow         Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay

\2,290 2/10/2001 at 新宿タワーレコード