(私は、Mark Eganコンプリータを目指しております。M.Egan参加作品の情報をお待ちしてます) PONTA BOXで有名な佐山氏ですが、本作でも生ピアノオンリーです。ホーンセクションはあくまでも控えめにバックを作ってます。 私個人的に注目のMark Eganはブ〜ンと唸るベースと12弦ベースを弾いており存在感の高い位置で演奏しています。ドラムの替わりにM.シネルのパーカッションと演奏曲は、Wayne Shorter「Beauty and The Best」、H.Silver「Nica's Dream」、C.Mingus「Goodbye Pork Pie Hat」、J.Coltrane「Giant Step」をやっているんですがM.Eganのエレクトリックベースとドラムの替わりにM.シネルのパーカッションという編成のためか、JazzというよりはFusionとの中間的なサウンドになってます。 ジャコの「Reza」もやっていて、とかくジャコと比較されるM.Eganのフレットレスベースがイントロで前面に出ており、ジャコのように音を切るピッキングではなくブーンと響く属性を生かしたピッキングになっているのはM.Eganの意地のようなものを感じます。 でも、「Giant Step」は、最後にホーンセクションが入って占めるパターンはジャコのバンドでやっていたようなサウンドですねぇ。知らないでこの曲聴いたらジャコのバンドだと思ってしまう人がいるかもしれませんねぇ。 上記のカヴァー以外に佐山氏のオリジナル1曲と村田氏のオリジナル3曲をやってまして、ボサノヴァタッチのものやNY系のサウンドでして、佐山氏のピアノを肩が凝らなく気軽に楽しみたいという人向けのサウンドに仕上がっているんではないかと思います。 ☆私個人は、久々に、「ブーン」とうねるM.Eganのフレットレスベースを聴けたので満足です。(アスワン)
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\2,290 1/6/2001 at 新宿タワーレコード