佐山雅弘「Above Horizons」JVC/ビクターエンターテインメント(VICJ-60706)2000 - JAPAN
佐山雅弘(pf) 村田陽一(tb) Mino Cinelu(per) Mark Egan(b) John Clark(french horn) Santon Davis(tp) Ken Hitchcock(flt,as,ts,bc)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
Meeting Roomでお馴染みの'さんごサン'より「Mark Eganが入っている」と情報を頂き早速聴いてみました。
(私は、Mark Eganコンプリータを目指しております。M.Egan参加作品の情報をお待ちしてます)

PONTA BOXで有名な佐山氏ですが、本作でも生ピアノオンリーです。ホーンセクションはあくまでも控えめにバックを作ってます。
私個人的に注目のMark Eganはブ〜ンと唸るベースと12弦ベースを弾いており存在感の高い位置で演奏しています。ドラムの替わりにM.シネルのパーカッションと演奏曲は、Wayne Shorter「Beauty and The Best」、H.Silver「Nica's Dream」、C.Mingus「Goodbye Pork Pie Hat」、J.Coltrane「Giant Step」をやっているんですがM.Eganのエレクトリックベースとドラムの替わりにM.シネルのパーカッションという編成のためか、JazzというよりはFusionとの中間的なサウンドになってます。
ジャコの「Reza」もやっていて、とかくジャコと比較されるM.Eganのフレットレスベースがイントロで前面に出ており、ジャコのように音を切るピッキングではなくブーンと響く属性を生かしたピッキングになっているのはM.Eganの意地のようなものを感じます。
でも、「Giant Step」は、最後にホーンセクションが入って占めるパターンはジャコのバンドでやっていたようなサウンドですねぇ。知らないでこの曲聴いたらジャコのバンドだと思ってしまう人がいるかもしれませんねぇ。
上記のカヴァー以外に佐山氏のオリジナル1曲と村田氏のオリジナル3曲をやってまして、ボサノヴァタッチのものやNY系のサウンドでして、佐山氏のピアノを肩が凝らなく気軽に楽しみたいという人向けのサウンドに仕上がっているんではないかと思います。

☆私個人は、久々に、「ブーン」とうねるM.Eganのフレットレスベースを聴けたので満足です。(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,290 1/6/2001 at 新宿タワーレコード