五十嵐はるみ「You Make History」BMGファンハウス (BVCJ-39001/74321-76255-2)2000 - JAPAN
五十嵐はるみ(vo) 田中ひろし(pf) 高田こうじ(pgm) Geila Zilkhan(vo) 平山惠勇(drs) 加瀬とうる(b) 古川まさよし(g) etc. etc.
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
●R&B系 ●ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
この作品は、シングル盤です。シングル盤の紹介は初めてだと思います。
この作品を買うきっかけは、関東では月曜の21:00からTV東京でやっている「愛の貧乏大脱出作戦」のエンディングテーマでこの作品のタイトル曲が使われていて一発で気に入ったからです。
`You Make History'って'竹田の子守歌'なんです。この童謡(子守歌)の歌詞を全く別の歌詞にして、それを英語で歌うという意表を付いたスタイルは十分にインパクトあります。イントロでゴスペル風のアカペラのコーラスとオルガンが流れ、バックにコーラスが全体のハーモニー楽器のような役割をしてます。教会風のオルガンとピアノと打ち込みのドラムとベースというシンプルな構成です。
バックはコテコテの黒人音楽のアレンジなんですが、ボーカルはそれと対称的にR&Bの香りを全く感じさせない、あっさりした歌い方で、その対比が面白いですねぇ。
この新譜情報で過去何回も触れてきたんですが、日本のメロディは世界に通用すると思うんです。'スキヤキ'(上を向いて歩こう)なんていうのが代表的なもので、
この曲なんか日本の哀愁を感じるメロディです。それがアメリカで大ヒットしましたねぇ。YMOも意図的に日本のメロディを入れて外国で受けました。
日本のメロディをJAZZ/FUSIONに取り入れると'フジヤマ・ゲイシャ'趣味になる、中華メロディで日本人が聴いて恥ずかしくなる、、、という意見を何度も聞いたことあります。でもそれらは、日本のメロディを料理する時のセンスの問題だと思ってます。センスが悪ければフジヤマ・ゲイシャサウンド、中華メロディサウンドになり、私自身聞いて恥ずかしくなった経験もあります。
でもこの作品のようにセンスよくアレンジすると、日本のメロディは見事にR&Bタイプの名曲に生まれ変わることもできます。この曲のアレンジを行った高田こうじ氏は残念ながらよく知らないんですが、ちょっとやりすぎかなぁと思う程のバックコーラスのアレンジが功を奏して、'竹田の子守歌'を見事にR&B風の'You Make History'に生まれ変わらせております。イイセンスだと思います。
この作品はシングル盤ですが4曲収録されてます。他はユーミンの'チャイニーズスープ'(50年代風アレンジ)と、この2曲のダンスバージョンでHipHop風のアレンジになってます。

最後に彼女のホームページに記載されてあったプロフィールをご紹介します。
1992年 ファーストアルバム「Comfortable Plesent」をリリース。オリジナル曲( 「ロンリーナイト」(フジTV系「北野ファンクラブ」エンディング )
1994年 安室奈美恵・MAX・Speedなどを育て上げているライジングプロダクション社長 平 哲夫氏のスカウトにより東京に移籍。
現在、東京を拠点に全国のホテル・ラウンジでのショーやジャズライブハウスなどに出演中。
そのキュートなキャラクターとオシャレでパワフルなステージや、細くて甘いハスキーボイスで歌うバラードには定評があり、若手で今もっとも注目されているジャズシンガー。

脳味噌錯乱級!!買いっっっっっ!!!!!!!!! HMV/タワーではJAZZコーナーにありました。(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light             Heavy
Mellow           Hard
Lyrical       Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\1,260 5/31/2000 at 銀座HMV