○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間 ○R&B ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系 ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系) ○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系 ○ブルース系 ○ロック系新キーボーディストの松本圭司、正式加入後の第1弾アルバムです。 松本さんは昨年の「Sweet & Gentle」ではプレイヤーとしてサポート参加。今回はメンバーとして曲を5曲提供しており、大きな存在感があります。 ところで、なんで25枚目のアルバムタイトルが「T-スクェア」なのか、といいますと・・・。 今回はあんまり曲の雰囲気がバラバラにならないようにしたい。そう思ったリーダーの安藤さんは、アルバムのテーマを「少年の夢」に決めました。そして5人は曲作りに入ったのですが、できてみたら、やっぱりバラバラになってしまった。これを「少年の夢」にするのは無理がある・・・。どうしよう、それじゃ、これが今のT-スクェアってことで「T-スクェア」というタイトルにしよう。というのが経過だそうです。(詳細は安藤さんに直接インタビューしてきましたので、そちらをお待ち下さいね。) しかし雰囲気がバラバラといっても、これまでもそうした傾向はありましたし、それも魅力のひとつ。私の聴いた感想では、結構まとまっていると思いますが・・・。 全体的に「少年の夢」というだけあって、明るくて、カラッとして、透明感があって、ワクワク感のあるサウンド。EWIやエレキだけでなく、ソプラノサックスやテナーサックス、アコースティッククギターの音も目立ってます。そしてキャッチーでメロディアスという点では、T-スクェアらしいサウンドともいえます。 ループや打ち込み、サンプリング、ターンテーブル(DJの人がやってるアレですね)などが非常に効果的に使われています。実は量としては前作から急激に増えたわけではないのですが、センスがいいというか、印象が強いです。 発売されるやいなや、T-スクェアの公式サイトの掲示板は賛否両論で爆裂。長年のファンの中には、このサウンドを「受け付けない」と言い出す人も。 いっぽうで「よくぞやってくれた!」「本田雅人が加入したときに匹敵するインパクト」などの声も多数。まさに意見がまっぷたつに分かれていました。 これだけの騒ぎを起こすだけのパワーを秘めた、明確な意思が伝わってくるアルバムです。新しいT-スクェアの方向性が見えた気がします。 ★まだ買っていないT-スクェアファンの方。好き嫌いが激しく分かれるようなので、試聴できればベストでしょう。
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