2000 Best Albums
セリエJ

CyberFusionスタッフとして初の年間ベスト盤です、よろしく!
スムース系全盛の昨今ですね。基本的には好きなんですが、あまりにも似たり寄ったりのシロモノばかり聴いていると、つい浮気してみたくなるのが人情ってもんです。そういう意味では、Metro「Metrocafe」はなかなか身にしみた内容でした。
再発盤にもいいものが多かったのですが、ここでは新作に絞ってベスト5(+2)を出してみました。
 他に、音源ではないのですが、熊谷美広さんの「ディスクガイドシリーズ・フュージョン」は特別賞モノですね。おかげで入手出来ない「幻の名盤」が一段と増えてしまいました(^^;)

Fourplay 「Yes,Please!」

こいつを出さないわけにはいかんでしょう。カールトンもようやくグループになじんできた、というか、カールトン色を打ち出すことに成功した作品だと思います。「ブルース・フォース」という曲は、彼の趣味がモロに出たようなブルースナンバーで、聴いてビックリ!もちろん他のメンバーも絶好調です。

Jason Miles 「Celebrating the Music of Weather Report」

昨年後半の話題盤がフォープレイなら、前半はこれでした。 ウェザー・リポートの曲をわかり易いアレンジで超豪華メンバーが やる…買って得した気分になる一枚です。

Metro 「Metrocafe」

チャック・ローブのソロ近作のつもりで聴くと大いに裏切られます。いきなりド派手なリズム&ギター。サンタナばりのプレイもあったりして…途中、スローな曲も出てきますが、どうせならハードに徹して欲しかったなぁ…。

松原正樹 「Road Movie」

これは、aosisレーベルに敬意を表し選ばせていただきました。 作品としても彼の近作では傑作のひとつと思います。 同レーベルでは他に新川博、小池修なども愛聴してます。

Casiopea 「Bitter Sweet」

個人的に前作「Material」から急に気になってきたグループです。 彼らも随分大人になったなァ、と思わせる内容で、昔からのファン には物足りないかも知れないけど、今後の展開にちょっと注目 したい出来です。

(次点) George Benson 「Absolute Benson」

久方振りの「ギターリスト・ベンソン」に思わず涙しました! ノーマン・ブラウンら「ベンソン流」若手ギターリストを最近よく 聴いたりしますが、本家本元の健在ぶりを見せつけた作品と いえましょう。

(番外) Micro Stone 「Beats are Ready」

昨年はのっけからおどかしてくれました。インディーズ盤であろうと「イイものはイイ。」といったところでしょうか。今後の活動に期待します。(シラキさん元気でしょうか?)


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