高中正義「Hunpluged」LAGOON (LAG0001)2000 - JAPAN
高中正義(g, all instruments) Lee Ritenour(g/1)
 
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

ここしばらく彼の作品聴いてないなあ、なんて思いながらCD店で新作を見かけたんですが、店内の案内に「初の全曲エレアコギターによるバラード集。ゲスト、リー・リトナー。」なんて書いてあり、それに乗せられてつい手が出てしまったものです。

本作は自己のレーベル「LAGOON RECORDS」の記念すべき第一作となるもので、さぞがし肩に力が入っただろうな、と思いきや、実際に出てくる音は“リラックス”の一言で、まるで桃の天然水のようなさわやかさ!正直やや肩すかし気味のところもあるのですが、まあこれはこれで夏に効く(聴く)音なんでしょうね。案内通り全編アコギ(エレアコ)で演奏されていますが、近年はピーター・ホワイトはじめこの手の音もよく耳にするので、特に目新しいものではありません。

曲目は、セルフカバー4曲、他のカバー4曲、新曲1曲の構成ですが、セルフカバーの比重が大きいと感じました。特に途中に出てくるメドレーでは往年の名曲の連発で、ある意味、彼のメモリアルアルバムともいえるものでしょう。注目のリトナーとの共演は、かつての名盤「An Insatiable High」を期待する人もあるでしょうが、あの頃の彼らの若々しさを望んではちょっと酷か?!・・・今回共演ははじめの一曲だけで、それもよく聴かないと、「どれがリトナーの音?」と思ってしまうくらい控えめなものです。あしからず・・・・。(ここんところリトナー師匠には、はずされっぱなしですなぁ…。)

キティレコード時代の高中氏の作品に熱中した者の一人として、懐かしい思い出の詰まった一枚といえるものです。


☆「Oh! Tengo Suerte」とういう曲、これをセルフカバーするのは2度目だと思いますが、今回非常にオリジナルに忠実なフレージングを聴かせてくれたのには感心しました。(セリエJ)
   
Slow           Speedy
Light             Heavy
Mellow           Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative                 Progressive/Tricky
Ensemble             Interplay