2000 Best Albums
橋 雅人

2000年のアルバムを振り返ったみたら5枚に絞られてしまいました。年末にでたパットのライブ盤のインパクトは大きかったですね。あとはaosis recordsとかTone Centerなど新興やインディーズ系のレーベルのリリースが気になる年でした。これが21世紀へのあたらな芽になることを期待してます。

Pat Metheny 「TRIO -> LIVE」

ギタリスト、パット・メセニーとしての全てが聞けるような充実したライブです。冗長になりがちなギター・トリオの2枚組で、これだけ密度濃く聞かせてくれるとは脱帽です。

The Nguyen Le Trio 「Bakida」

ベトナミーズ・フュージョンサウンドからより大きく中近東、アフリカまでも抱合したような無国籍サウンドへと拡がりを聞かせてくれたニューエン・レは今後とも目の離せないアーティストです。

Tony Macalpine, Bunny Brunel, Dennis Chambers 「Cab」

完璧なテクニックでのスピード感溢れるサウンドは痛快です。ある意味フュージョンの王道で、楽器少年必聴です。

The Rippingtons 「Life in the Tropics」

明るく、楽しく、心地好いというスムース系ですが、まったりとした夜の雰囲気ではなく、ラテンのリズムを強調した変化に富んだ躍動感のあるサウンドで飽きさせません。

Do Swing 「Kiroron」

企画ものってあまり好きじゃないのですが、これは面白かったです。 キロロのカバー集ですが、日本のメロディーが強く出ている部分あり、豪華のアレンジャーを並べて原曲と雰囲気をガラリと変えてしまっている部分ありで楽しめました。 それとこのアルバムをリリースしているaosis recordsは、新しいレーベルのようですが、他にも松原正樹とかフィリップ・セスとかいいアーティストの作品を立て続けにだしてくれて、特別賞をあげたいですね。


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