でも、彼の名前を出すと「彼はもう終わったネ」という人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。 実は私も最近までそう思っていましたが、前作の「The Feeling's Back」でボサノヴァタッチの作品で彼の健在振りを見せつけられ、改めて見直しました。 今回の作品は一言で言えば「渋い、!! オトナの音楽」という感想です。 静かな雰囲気で淡々とバックが演奏し、フリューゲルホーンが派手さを抑えて、体の芯にしみるような音色で響いてきます。特に3曲目の「Amazing Grace」のホーンとG.ガイズマンのステーィルギターとオルガン、フルートは、優しくそして温かいサウンドです。 最近流行のスムース系のように、作られた温かさではなく、楽器を演奏するミュージシャンが持っている温かさが伝わりますねぇ。 泣いている子供に、何も言わず手をそっと頭の上に置いてあやすようなオトナのサウンドがヒシヒシと伝わってきます。 「Feels so good」程のきらびやかさと派手さはありませんが、じっくり楽しめるいいサウンドです。ベトベトした甘さがなくビターな感じです。 ☆脳味噌錯乱級!!買いっ!!(アスワン)
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\1,790 09/28/2000 at 銀座INZ HMV