久保 智之(PATWEEK)

 いや〜難しい!! 選んでいくと知らず知らずのうちに1980年前後のものばかりになってしまうし…… フュージョンというとどうしてもこの頃のものが多くなっちゃうんですよね。なるべくいろいろな時代からになるように心がけましたが、やはり偏ってしまいました。このあたりでごかんべんを。それから、他の方とダブらないように少しボーカル系に枠を広げてみています。

あと、10枚+αのオマケとして、パット・メセニー関連で3枚選んじゃいました。こちらもお許しくださいまし。




Steely Dan「aja」(1977)
今まで1000回は聴いていると思いますが、何回聴いてもまったく飽きない! メロディもアレンジも演奏も歌詞も、全てが深い。きっとこれから先も一番よく聴くんだろうと思います。
Chick Corea「Friends」(1978)
4曲目、Samba SongのSteve Gadd! もうこれだけで決まり!
Dave Grusin「Mountain Dance」(1980)
僕がフュージョンにどっぷりハマるようになった"きっかけ"が、この アルバムのMarcus Miller。ボトムを支えるベーシストとしての仕事をし っかりとやりながら、それでいてこの存在感。もう、カッコよすぎ。
Casiopea「Make Up City」(1980)
コードの使い方、曲の良さ、器材の使い方、バンドとしてのバランスの良さ。全てがパーフェクトだと思います。カシオペアの皆さんは当時大学生くらいだったんだよな〜。んもー、信じられまへん。
Al Jarreau「This Time」(1980)
6曲目のSpain! このLarry Williamsのシンセ・ソロは、フュージョン史上最強と言っても過言ではないでしょう。
Quincy Jones「The Dude」(1981)
作家陣、演奏陣、ボーカル陣、すべてがめちゃめちゃ豪華。駄曲なし!  誰かこういう企画を現代でもやってちょーだい!
Yellowjackets「Yellowjackets」(1981)
Robben Fordのフュージョンっぽいギターを聴くならこのアルバムが一番。特に4曲目のRush Hourとか。この頃はこういうギターを弾いてたん だよなぁ…… またこういう路線でやってくれないかな
Chaka Khan「What Cha' Gonna Do For Me」(1981)
良い曲が目白押しだけど、演奏も凄いのが6曲目のNight In Tunisia!  このアレンジの凄さ! あと、ここでのHerbie Hancockのシンセ・ソロはHerbieの演奏の中で1,2を争う出来の良さじゃないでしょうか。
Players 「Players」(1987)
T Lavitz, Jeff Berlin, Steve Smith, Scott Hendersonの4名による ユニットのアルバム。Scott Hendersonのギターはこのアルバムが一番良いんじゃないでしょか。
Incognito「Tribes, Vibes and Scribes」(1992)
昔のアルバムばかりになっちゃったので、比較的新しいところから。 フュージョンと呼んで良いのかわかりませんが、キーボードのGraham HarveyとベースのRandy Hope-Taylorはフュージョン的にも要チェックで しょう。
【オマケ】Pat Metheny関連で3枚
・First Circle / Pat Metheny Group
・Still Life (Talking) / Pat Metheny Group
・Beyond the Missouri Sky / Charlie Haden & Pat Metheny
 ホントはもっと選びたいところですが、ひとまずこの3枚としときます。