□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □           FUSION 怒濤のBEST 100 (No.92)           □ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □ Wayne Shorter「Native Dancer 」COLUMBIA(CK 4615)`75 Wayne Shorter H.Hancok Airto J.Graydon M.Nacimento ● N.Y. Type ○ L.A. Type ● Latin Type ○ Nac/Aor Type ○ Black Contemperary Type ○ Euro. Type ○ Afro Type   ○ Jazz Type  ○ Blues Type ○ Rock Type   個人的には「Phantom Navidator 」「Joy Ryder 」という作品も好きなんですが このシリーズにはこの作品を推してしまいます. さて、70年代の後半からブラジルのサンバを中心としてボサノヴァ等のブラジリアン Fusionが台頭してきます. その中心となったのは、LA系のミュージシャン が中心となり、 サンバやボサノヴァのリズムを中心としてFusionの中に取り入れられたと思います. これらの代表格としてこのアルバムにも参加しているアイアート.モレイラが有名です. どちらかというとリズムに重きをおいたブラジリアンFusionの隆盛だったんですが、一方に リズムだけではなく、「現代のブラジリアンミュージック」に重きをおいた動きがありました. M.ナシメント 、I.リンス 、T.オルタ 等に注目して彼らを自分のアルバムに参加させた人も、 少なくなりません. そうした中に一人がW.Shorter のこの作品であったと思います. サンバ系のリズムだけを取り入れたブラジリアンFusionより、多分後者の音の方が受入れ にくい状況だったと思います.(一部のミュージシャン や熱心なファンを除いて) それが、 一気に爆発したのはこの数年で代表格が、M.ナシメント 、I.リンス 、T.オルタ の活躍だと 思います. 前置きが長くなってしまいましたが、このアルバムはよく雑誌やCD店のキャプションで 「ブラジリアン・ミュージックとFusion/Jazz の融合」とかなんとか..紹介されますが多分受け手 の取り方にとって「おぉ!!」と思う人がいれば「あれぇ??」と思う人がいるかも しれません. 僕は実は「あれぇ??」のタイプだったんです. ブラジル= サンバ という構図 で、LA系の音を想像してたんですが、そんな音は出てこない. その後M.ナシメント のアルバムを聞いたりして「そうか!!」と思ったアルバムなんです.  このアルバムはM.ナシメントとW.ショターの融合というアルバムだったんですねぇ  Jazz、Fusionと活動の枠を限定せずにいろんな音に挑戦している彼なんですが、 このアルバムは「現代のブラジリアンミュージック」を採り入れた彼の一つの実験的な作品で それが大成功した作品です.  このアルバムんい影響された作品って結構、多いんとちゃうかなぁ〜?? ☆--------------+--------------☆        Slow       ●         Speedy          Light        ●        Heavy         Mellow        ●        Hard         Lyrical      ●          Cool       Melodious    ●            Out of melody/code      Cnservative       ●         Progressive/Tricky        Ensemble       ●         Inter Play  ☆ このアルバムでM.ナシメントを知った口です.