□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □           FUSION 怒濤のBEST 100 (No.88)           □ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □ John Scofield「Blue Matter 」GRAMAVISION(TDCN-5016)`86 John Scofield Garry Grainger(b) Mitchell Forman(key) H.Bullock D.Alias(per) ● N.Y. Type ○ L.A. Type ○ Latin Type ○ Nac/Aor Type ○ Black Contemperary Type ○ Euro. Type ○ Afro Type   ○ Jazz Type  ○ Blues Type ○ Rock Type ● Scofield Type   ギタリストを聴く場合、又は作品を紹介する場合、誰々風という例えを行い ますが、一番便利で使っているのがこの人です. 例えばメセニー風と言っても、 ECM初期、M.Eganが居た時代、First Circle時代 T.Horta 風路線時代と色々サウンドが変化をして例えが難しいです. でもジョンスコはこのアルバムの様にFusionやってもJazzやってもギター自体は 同じ為、例えがし易い人です. この事を証明する様に、お店で新人のアルバムを紹介する場合、「メセニー風」と キャプションがある場合より「ジョンスコ風」とキャプションされた作品の方が 紹介と中身が一致するケースが多いです. そういえば最近、ユーロ系のギタリストの多くはジョンスコ風のギタリストが多い です. 特に北欧系のギターリストで名前の知らない人は聴いて見ると大抵この人の 影響を感じるギターです.(最近はM.Stern 風も増えたが..)   さて、前置きが長くなりましたが、「アウトおぢさん」と誰かが言ってましたが 彼の作品の中で最も「Fusionらしい作品」と感じるアルバムです.(個人差はあると 思います) この作品の中で「Heaven Hill 」という曲があるんですが、これは完全にブルース. へっ?? 彼はブルースも弾くんだぁ..と意外な一面を見せ、次の曲の「So You say」 ではLA系の雰囲気をやってます.(リズムがカリプソ) ここらへんの曲作りは、キーボードのM.Formanの腕によるところが大きいと思います でも、いくらカリプソ系の音をやっても、頑固に自分のフレーズの範疇から大きく 外れなく、俺はジョンスコだぁ!!と言わんばかりのギターには頭が下がる思いと テーマと彼のギターのフレーズのギャップの面白さにニンマリしてしまいます.   どうも、個人的な趣味でM.FormanとかB.Evans そしてM.Egan,J.Beardが参加した 作品は必ずと言って良い程、彼らの個性を感じ、彼らと主演者の音が上手くミックス されるんでいつも合格点を付けてしまうんです. この作品もジョンスコの「アウトおぢさん」のフレーズに良い意味でのポップさを 上手くマッチングさせた作品なんです. 多くのギタリストに影響を与え、そしてマイルスの一時代の片腕とっもなった 彼の作品の中で一番好きなアルバムを聴いて欲しいです. ☆--------------+--------------☆        Slow        ●        Speedy          Light          ●      Heavy         Mellow           ●     Hard         Lyrical           ●     Cool       Melodious         ●       Out of melody/code      Cnservative         ●       Progressive/Tricky        Ensemble            ●    Inter Play  ☆ ジョンスコ/ファン100人いれば彼の代表作は散らばるでしょうねぇ..